三つ橋ホーム > 加賀料理について

加賀料理について

加賀料理

石川県の歴史と風土が生み出した郷土料理、それが加賀料理です。加賀城主・前田利家はこの地元の味で豊臣秀吉をもてなしたといわれています。
石川県は目の前に日本海、背後には霊峰白山、その眼下に金沢平野を抱える有数の食の宝庫でもあり、昔からさまざまな文化や食材、物品が集まる日本海側の玄関口でもありました。奈良・平安時代には大陸から、江戸時代には北前船の拠点として北海道や大阪、九州など日本全国から運ばれてきた品々は石川県の食文化に多大な影響を与えています。また同じく江戸時代、茶の湯が発達した城下では京の文化が入り込む一方で、前田家が徳川家と婚姻関係を結んだことで江戸の文化も浸透していき、この二つの融合も加賀料理の独自の進化の一端を担っています。
加賀料理といえば器も大きな特徴です。輪島塗や山中塗り、九谷焼などの有名な伝統工芸が急激に発展したのも江戸時代でした。加賀料理は母から娘へ受け継がれる家庭料理でしたが、美しい器に盛りつけることで舌でだけではなく目でも楽しめる豪華な逸品に変身します。料理は器によっておいしさを際立たせ、器は料理によってその真価を発揮する。この料理と器の絶妙なマッチングに、加賀百万石に培われた美意識を垣間見ることができます。
加賀料理は日本海の恵みと良質な土壌に育てられた野菜を土台に、時代ごとのさまざまな文化から独自に花開いた石川県の食文化の結晶なのです。


前田利家 灯篭


加賀料理の食材

加賀の代表的な郷土野菜や魚介類をご紹介します。

  • ■ 金時草(きんじそう) 葉の裏側が鮮やかな赤紫色。独特の風味をもち茹でるとぬめりがでる。
  • ■ さつまいも 形が良く色も美しい。繊維質が比較的少なく甘みが強い。
  • ■ 加賀れんこん 肉質が密でもっちりとした食感とぬくもりのある舌触りが特徴。
  • ■ 加賀太きゅうり 重さ1kgにもなる巨大なきゅうり。食感は柔らかく舌触りがなめらかで甘みがある。
  • ■ 打木赤皮甘栗かぼちゃ 形は円錐栗型。果肉は厚く粘質でしっとりとした味わい。
  • ■ のど黒 日本海側でも指折りの高級魚。脂がのった身には極上の旨味とコクがある。
  • ■ 甘えび プリプリとろける口の中にからみつくような濃厚な甘さが特徴。
  • ■ ぶり 旬は冬。脂がのった引き締まった身を使った「かぶら寿司」は代表的な加賀料理のひとつ。